FAQ
よくある質問
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- 耐震補強の目標は
Is値0.6で良いですか? Is値は、あくまでひとつの
指標にすぎません。耐震補強の目標であるIs値(=0.6)は、1968年の十勝沖地震、1978年の宮城県沖地震における鉄筋コンクリート造建物の被害統計値をもとにした指標です。しかし、発生する地震もさまざまであり、また、工場や倉庫のほとんどは鉄骨造であることから、その効果やコストの面で、必ずしもベストとならないケースがあります。
- 耐震補強の目標は
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- すでに他社で補強設計を
進めていますが、
並行して検討を
依頼できますか? はい、セカンドオピニオン
としてもご利用ください。私たちは、建物の構造をできるだけ忠実にモデル化することによって、地震の時にどのように壊れるのか、あるがままの評価ができる手法を採用しています。建物が一か所でも壊れればNGと判断される従来の手法と異なり、建物の実力をより詳細に評価できます。例えば病気をした時に別の医師の診断を求めるセカンドオピニオンと思っていただければ良いと思います。
- すでに他社で補強設計を
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- すでに耐震補強済みです。
これで対策は
万全でしょうか? 補強を実施しても
被害ゼロではありません。通常は「耐震補強を実施する=安全、耐震補強を実施しない=危険」というような認識を持ちがちですが、補強を実施しても被害ゼロではありません。私たちがご提案するシミュレーション技術を用いる被害想定と補強設計では、安全性とコストのバランスから設計目標をどこに置くのかという検討からスタートします。つまり、ある程度の被害の発生を想定し、どこまでの被害を許容するのかという考え方も必要となります。
- すでに耐震補強済みです。
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- 建物だけじゃなく
設備の地震対策も
必要ですよね? はい、事業継続のためには
必要です。東日本大震災時には、建物自体の被害は少なくても、天井落下や倉庫内の商品落下により事業継続に支障が生じるという事が多発しました。事業継続を考える上では、建物だけでなく建物内設備の被害まで想定して最適な地震対策をしたほうが良いでしょう。私たちは、建物だけでなく設備の被害想定にも重点を置いて取り組んでいます。
- 建物だけじゃなく
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- シミュレーションって
正確なんですか? 私たちはシミュレーションの
精度向上に取り組んでいます。これまでシミュレーションの精度について、建築の世界ではあまり論じられてきませんでした。しかし、シミュレーション結果が実現象や実験結果と整合しているかは当然の疑問です。私たちは、2009年防災科学技術研究所により実施された、E-ディフェンス振動台を使ったブラインド解析コンテスト「実大5層鉄骨造制振建物の震動台実験の数値解析予測」や、2019年に実施された台湾の國家地震工程研究中心が主催したブラインド解析コンテスト「BAC-NCREE」において、好成績を収めています。
- シミュレーションって
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- 最近は豪雨による洪水が
頻発していますが、
一企業として対策できる
ことはありますか? 洪水に対する事前対策は
実際には難しい場合が
多いと思います。ただ、一つの具体的な提案としてリアルタイム洪水予測システム「RiverCast」があります。発生の予測が困難な地震と違い、降雨による災害はある程度事前に対策が打てます。一方でその対策を、いつ始めるべきか?という判断は意外と難しく、悩んでいるうちにリードタイムはどんどん短くなります。RiverCastは、15時間先までの水位を予測し、どのくらい危険が迫っているのか、リアルタイムで最新情報を提供します。担当者の経験だけに頼らず、合理的な情報に基づき、事前・直前の対策を始めるタイミングの意思決定を支援します。
- 最近は豪雨による洪水が